2/15(月)〜2/21(日) ちゃんびいの日記

エッセイ

ちゃんびいの一週間の日記です。

寝る前の5分にでもお読みください。

花束みたいな恋をした・上司の人間性・迫る月末

2/15(月)

休みであるが、夕方から仕事の予定。

祖父の弔電を考えてくれ、と母親に頼まれ、同じ孫として妹たちに連絡を取ろうと試みるが、なかなか返事をくれないので、わたしひとりで考えることにする。

なにぶん初めての経験なので少し手間取る。思い出やエピソードをあれこれ書き連ねていくと1万いくらの値段になってびっくりする。とりあえず台紙をワンランク下げて、エピソードも大事なものだけ残し、それでも6000円いくらになったが、よしとする。送信。

いろいろ調べていると、例文を使うだけでお金のかかるテンプレートもあり、この社会において文章がいちばんお金になるのは電報ではなかろうかと思ったりした。文章の質、というより技術と手間を売っている。

夕方、仕事へ行く。自分ではうまくいったと思うが、上司に電話で報告したところ、そんなんじゃダメだろと叱られ、へこんで帰る。

2/16(火)

仕事。遠方へ行く。

サービスエリアでソフトクリームを食べる。

帰りが24時半だった。疲れを通り越してなんだか気持ち悪く、うまく寝つけない。

2/17(水)

仕事。

前日が遅くなれば翌日は午後からの出社でいい、という決まりがあるのだが、なかなか言い出せず、というか実際にその決まりを使っている人を見たことがない。

祖父の葬儀が終わったという。母親より、弔電ありがとう、本当に感動する文章だった、と報告がある。文章を書いている人間としては、嬉しい。やはり長々と書いたからいいというものではない。凝縮することの大切さを思い知る。

夕方、雪が降っている。上司は腰が痛いと言って早く帰ってしまう。

2/18(木)

仕事。

このあいだ観た映画「花束みたいな恋をした」について考えている。

詳しくは別の記事で書きたいと思うが、あの映画の菅田将暉くんはイラストを仕事にしようと頑張っていたのがよくなかったのではないか。絵を描くのが好きなら、仕事をしながらでも、日の目を見るまでコツコツ続ければいいのではなかったか。

そう思いながら、俺もつまんないことを言う大人になったもんだよと悲しくなった。

帰宅して、恋人と温泉へ行く。体重計に乗って太っていることに気づき、わたしもおじさんになっていくのかと軽く絶望する。

ゆっくりサウナに入り、恋人を20分くらい待たせてしまう。恋人は座ってパズドラをしていた。「花束みたいな恋をした」で仕事に疲れた菅田将暉くんが「パズドラしかする気になれないんだよ!」と言ってパズドラをやっていたから、やりたくなったらしい。あの映画の何を観ていたというのか。

帰りの車でも、前のほうに連なる青信号の光を見て「パズドラのドロップみたいだ」と笑っていた。

2/19(金)

仕事。

遠方へ。サービスエリアにはまっている。

ソフトクリームとメロンパンを食べる。太るわけだ。

2/20(土)

仕事。

うまくいかなかったが、上司に報告すると、これはしょうがないと言われる。

入ったばかりの後輩に資料作成を教えるよう、上司から指示を受ける。教えながら、自分も作っていく。倍くらい時間がかかったが、後輩もだんだん反応が良くなり、理解しているのが伝わってくる。

夜、上司が焼肉に連れて行ってくれる。

なぜ後輩に教えるよう指示したかわかるか? と上司が言った。いやわかりません、と答えると、お前が自分でもどれくらいわかっているか実感してもらうためだよ、と言った。

上司が語った。

俺が初契約したのは3ヶ月目だったよ。それまでボロクソ言われてきつい思いして、ようやく契約が取れたとき、部長が、お前、いい動きしたから今日は上がっていいぞ、って昼に帰らせてくれたんだ。ありがとうございます、って頭を下げて会社のドアを開けて外に出た瞬間、この世界で俺がいちばんえらい!と思ったよ。いつもの街とか通勤する道がキラキラして見えたんだよ。光り輝いて。

……めちゃくちゃいい話じゃねえか!

2/21(日)

休日であるが出勤する。

この日、上司に同行してもらって結果を出すことができ、ほっとする。ただ、必要な書類をわたしが現場に持ってきておらず、あとで怒られる。次やったらアウトだからな、と。

上司が昼ごはんをおごってくれる。

会社に戻って作戦会議をする。わたしの頑張り次第では、前職(保育士)と比べて、年収が倍になるかもしれない、という話になる。

お前、年収が倍になったら世界変わるかもな。と上司が言う。でも、倍になったらなったで、もっと欲しくなるよ、そう言って上司が机の引き出しから給与明細を取り出す。封筒に何年ぶんもぎっしり詰まっている。

俺、ずっと大事に取ってるんだよ、これ、いちばん稼いだときの明細だな。

その数字はわたしが保育士をやっていたときの4倍だった。

あれだけ子どもたちのことを一生懸命考えて、もっとこの子たちの力になりたい、と思って自分なりに行動したつもりでも、給与はあまり上がらず、ぐんぐん上がる見込みもなく、頑張れば頑張るほど気持ちがしんどくなった。貯金もなく、かっこいいジャケットを欲しくても買えないまま冬を越した。外食したいなと思いながらうまかっちゃんを作って食べた。車は買えなかった。

あの頃、もやもやしてもどうすることもできなかったのに、転職して環境を変えただけでこれだ。苦しいは苦しいのだが、頑張ったらオーダースーツを買ってやると言われ、経費で落ちるごはんをいつもおごってもらっている。マイカーにガソリンをレギュラーで満タン入れている。

ちょっと複雑な気持ちにもなる。

さうれぽの打ち合わせの予定だったが、仕事が長引き、また後日、となる。申し訳ない。

夜、サーモンアボカド丼を作って食べる。疲れていたので、恋人とテレビを見て、早めに寝る。

コメント

タイトルとURLをコピーしました